飯豊連峰は四方40kmに渡る山脈で、山形・新潟・福島の三県にまたがっている。周辺の川によって山脈は深く刻まれており、アルプス的景観となっている。標高は2000m程しかないが、麓の標高も低いため、標高差は中部アルプスと遜色ない。朝日連峰と共に東北を代表するアルプスと言えよう。又、日本海から40kmと近いため冬の季節風をまともに受け日本でも有数の豪雪地帯となっている。その豊富な積雪は夏でも残雪として残っており、美しい景観を作っている。

私は前年大雪で初の単独縦走を達成し、そろそろ本州の山も縦走してみたかった。この飯豊連峰は縦走するには魅力的で、大学のサークルの先輩も何人か縦走されており、彼らの話を聞いているうちに自分も縦走したくなった。ルートは大石から川入までと飯豊連峰をほとんど完全縦走するものとなった。そして夏休みがスタートしたと同時に縦走を開始する事にした。本州で初の本格縦走「飯豊連峰縦走」がスタートする。