5月1日(大和上市=吉野~竹林院~奥千本~青根ヶ峰~四寸岩山~大天井岳~五番関) 天候:晴
<第1行程、大峰奥駈縦走の始まり、吉野から山上ヶ岳を目指す>
4時頃起き、朝食は柿の葉寿しとした。テントを畳んで出発、ローソンで電池を買っているうちに時間は過ぎ、大和上市駅に着いた頃には5:34の列車は過ぎていた。次は6:17である。これで予定通り目標地点にたどり着ければいいが。もっとも計画当初は縦走初日は京都からであり、それに比べれば随分と時間に余裕がある事には変わりは内。6:17の吉野行き列車に乗車し、6:22頃吉野に到着した。駅の周りは誰もいなかった。又、駅から表の車道までは土産物屋が軒を連ねているが、まだどこも閉まっていた。駅の前で証拠写真を撮り、出発の準備をした
6:30過ぎに縦走はスタートした。吉野から大峰奥駈道の稜線をたどり、熊野本宮まで行く大縦走である。すぐに表通りに出ると間もなくケーブルの駅だが動いていないので通過し、そのまま歩道を進む。途中吉野山へ登る車道と合流するが、また離れる。登り切ると吉野山の街に入り、間もなく左手にあるケーブル駅を通過した。道路は1車線と狭く、緩い登りとなっている。前方に大きな蔵王堂が見え、圧巻である。ここは大峰修験道の総本山でもある。それを過ぎて行くと途中左手に郵便局があった。やがて道は二手に分かれ、右側を進んで行く。そこからはそれぞれの道において4月中は一方通行規制となっている。桜が満開の時は相当渋滞するそうだ。道は急になり、登り切ると7:30過ぎに竹林院のそばを通過した。それを過ぎると道が分かれるが、右手の道は奥千本へのバス路線で、歩いて行くには遠回りになる。路線バスであるマイクロバスが止まっているが、今回は近鉄吉野駅から完全に歩き通す事にした。直進し、更に次は右手の登りの道を進んだ。これより先は一方通行規制はない。
道はより急になるがまだ家並みは続く。ちょっと休憩をしてまた歩き出す。やがて家並みがなくなり、更に進んで行くと急カーブが連続する。この辺りから振り返ると吉野山とその街並みが見える。もう少し進むと再び家並みが続く様になり、前方に水分神社が見えてきた。8:30に水分神社を過ぎるとまた家並みがなくなり、緩い登りが続いた。9時過ぎに奥千本の金峯神社入口に着いた。ここで一息着くが、マイクロバスが着きザックを背負った男性が出て神社の方に進んだ。9:30頃に出発、いきなり金峯神社へ車2台入ってきた。鳥居をくぐり、緩いスロープを登って行った。10分程で神社に着いたが、付近では伐採が行われていた。更に数分進むと松尾芭蕉の句碑があり、そこを左に曲がって一登りすると間もなく分岐で左に折れる。この付近は東屋があり、伐採が行われていた。10時ちょっと前に青根ヶ峰への道と巻き道との分岐に着いたが、できるだけ尾根通しで行きたいと思い、ザックを背負ったまま階段を進んだ。
10時過ぎに青根ヶ峰の頂上に着いた。吉野山の頂上と言える所で縦走最初のピークである。頂上は樹林に囲まれ展望が利かない。証拠写真と「命」を撮った。10:10過ぎに出発、緩い下りを3分程で車道に出た。右に曲がって4分程進むと右手に吉野古道の入口があり、そこへ入った。登りとなるが、やがて下りとなる。前方に大天井岳方面が望めた。下り切ると車道に戻り、10:45近くに交差点を通過、右手に車道が分かれていた。前方に四寸岩山が望めた。更に車道を10分程度進むと四寸岩山方面への吉野古道の入口があり、そばには小屋みたいに屋根のある建物があり、庇の下に小さい索道の乗る部分が入っていた。ここで15分程度休憩した。
11:10近くに出発、急な登りを進むが後ろから来た登山者に抜かされた。やがて緩やかになるが、四寸岩山になかなか着かない。12:10近くから13時近くまで昼食とし、あんぱんを食べた。数分で分岐となり、ここまで来れば頂上は近い。13:10に四寸岩山の入口に着き、そこから頂上まではすぐだった。年配の男性1人が休んでいた。ここでも「命」を決める。又、入口付近から大天井岳が望めた。13:30近くに出発、少し下ると緩やかになった。10分少々で足摺茶屋跡の小屋を通過したが、地図に載っている場所とは違う。地図では四寸岩山の手前に書いてあった。小屋の中には神殿があった。その後小ピークを1つ越え、緩い下りとなった。やがて右側に車道が見えた。14:20近くに舗装された車道を横切った。案内標識に従い更に登山道を進んで行く。そして緩い登りとなった。
14:30過ぎに百丁茶屋・ニ蔵小屋に着いた。小屋は割ときれいでトイレもある。標識に書いてあったが、水は巻き道を8分と書いてあった。ザックを置いて水を取りに行く。6分行くと管から水が出ていたが、水量は細かった。それでも2l及び500mlのペットボトルに満たした。戻って15:20過ぎに出発、巻き道に入らない様に注意しまず急な登り進む。男性1人が下って来たが、巻き道から来たという。それから小尾根を越えると緩やかになるが、緩い下りが続く。吉野古道の稜線沿いのルートはずっと登りで、こんなに下るはずがない。おかしいなと思った。16時前後に一旦一息付き、右側に上ればいずれ大天井岳だと思い、コンパスを見ながら右側の斜面を登り始めた。軟らかい土の斜面もあるので滑らない様注意した。やがて稜線上の吉野古道に出る事ができた。赤いペンキ印もあり、間違いなく稜線沿いの目指すルートだと思った。やがて低い索道が稜線沿いを通る様になった。16:40過ぎに祠に到着したが、もうくたくたになっていた。又、木の間から金剛山方面が望めた。20分休憩して出発、急な登りだがあと一踏ん張りだ。
17:20頃に大天井岳頂上入口に着き、少し行くと頂上に着いた。頂上からは山上ヶ岳や四寸岩山が望め、更には大台ヶ原山も望めた。五番関まであともう少しである。証拠写真と「命」を撮った。6・7分後に出発、最初は緩やかだが、緩い下りとなる。五番関までが長く感じる。そしてジグザグの下りとなった。結構足に来ている。やがて前方に白いものが見えてきた。18:10過ぎにようやく五番関に着いた。丁度広場になっており、テント数張りは張れそうだ。山上ヶ岳方面には女人結界門があり、これより先は女性の通行が禁止されている。そばには案内板があり英語でも説明がされている。千数百年もの伝統だそうだが、外国人が見た場合実際言葉がわかっても果たして内容を理解できるでしょうか。あと世界遺産登録をかけており(04年7月登録)、それを達成するためにもどうなるか。いい加減な時間なのでテントを張った。夕飯はレトルトのインド風チキンカレーと味噌汁とした。そして20:30頃寝た。
コースタイム |
6:34出発
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近鉄吉野駅 | いよいよ大峰奥駈縦走スタート。 |
6:54通過 | ケーブル 吉野山駅 |
吉野山の街並みが始まる。 |
7:35通過 | 竹林院 | 奥千本行きのバスには乗車せず。更に車道を歩く。 |
7:46から | 休憩 | 道はより急に、振り返ると吉野山とその街並みが見えた。 |
8:06まで | ||
8:30通過 | 水分神社 | この付近は家並みがある。 |
9:04到着 | 奥千本(金峯神社入口) | 鳥居をくぐって神社への道へ。 |
9:29出発 | ||
9:39通過 | 金峯神社 | 付近では伐採が行われていた。 |
9:43通過 | 分岐 | 松尾芭蕉の句碑があった。 |
9:47通過 | 分岐 | この付近でも伐採が行われていた。 |
9:56到着 | 巻き道分岐 | 地図で確認する。青根ヶ峰方面へ進んだ。 |
10:00出発 | ||
10:05到着
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青根ヶ峰 | 縦走最初のピーク。樹林で展望が利かない。 |
10:12出発 | ||
10:38通過 | 車道 | あともう少しで四寸岩山への道へ。 |
10:44通過 | 交差点 | 車道が分かれている。 |
10:53到着 | 登山道入口 | そばに小屋みたいな建物があった。 |
11:09出発 | ||
12:09から | 昼食 | あんぱんを食べた。 |
12:54まで | ||
12:59通過 | 分岐 | 頂上まであともう少し。 |
13:10到着 | 四寸岩山 | 年配の男性1人いた。頂上入口からは大天井岳が望めた。 |
13:27出発 | ||
13:42通過 | 足摺茶屋跡 | 地図に載っている場所とは違う。 |
14:19通過 | 車道 | 車道が横切る。 |
14:36到着 | 百丁茶屋跡 (仁蔵小屋) |
小屋は割りときれいでトイレもあった。 |
15:22出発 | ||
15:53から | 休憩 | どうやら巻き道を進んでいる感じだ。右の斜面を登り返して稜線に出た。 |
16:04まで | ||
16:42到着 | 稜線の祠 | かなりくたくた。付近は低い索道が通っていた。 |
17:02出発 | ||
17:19到着 | 大天井岳 | 頂上からは山上ヶ岳や四寸岩山が望め、更には大台ヶ原山も望めた。五番関まであともう少しだが長く感じる。 |
17:27出発 | ||
18:13到着 | 五番関 | 山上ヶ岳方面に女人結界門あり。広場になっていてここにテントを張る。 |
3D図1 |
3D図2 |
3D図3 |
行程断面図
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