5月5日(深仙ノ宿~大日岳~太古ノ辻~石楠花岳~天狗山~奥守岳~嫁越峠~地蔵岳~般若岳~滝川辻~乾光門~涅槃岳~証誠無漏岳~阿須加利岳~持経ノ宿~平治ノ宿~転法輪岳~倶利伽羅岳~行仙岳~佐田辻(行仙宿山小屋)) 天候:くもり時々晴

<第4行程、南奥駈縦走路を駆ける、そして行仙岳へ>
3:30頃起き、朝食はキムチ茶漬けとした。用を足しに外に出ると雨は上がっていたが風があった。まずは出発できる。和歌山の男性も出発する準備をしていた。彼は私より約5分早く出発、私は5時に出発した。相変わらずガスっているもの、鳥のさえずりがしてすがすがしい。一登りすると尾根に出るが、また下った。5:10過ぎに大日岳への登り口に着いた。ザックを置いて往復するが、頂上手前の鎖の一枚岩が危なく、結局引き返した。更に濡れていたので尚更である。戻る前に頂上部の証拠写真を撮った。5:30過ぎに出発、西側を巻きつつ下って行った。

そして5:45頃に太古ノ辻を通過した。「これより南奥駈道」と書いてある標識があり、いよいよ縦走も後半に入った事を実感する。又、各方面までの距離が書かれた標識もある。持経ノ宿まで8.1km、玉置山まで29kmあり、目指す熊野本宮までは何と45kmもある。まだまだ先が長い。又、ここを左手に行くと前鬼へ下る事ができる。一登りするとまた一下りし、緩い尾根道となった。そして緑の中を登ると6:30近くに石楠花岳の頂上に着いた。南奥駈最初の山である。頂上は樹林に覆われている。これからしばらくピークが連続するので長居はできない。6:40近くに出発、小ピークを2つ越える。ガスが下の方に少し下がってきた。これから更にいいお天気になればいい所だ。7時に天狗山の頂上に着いた。頂上は石楠花岳より樹木が少ない。又、三角点もあった。7:05過ぎに出発、一下りすると緩やかになる。陽が差してきた。お天気は良くなる様だ。

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 7:30近くに奥守岳の頂上に着いた。頂上には錫杖が立っていた。98年の南アルプス全山縦走の時私と逆コースの全山縦走者に会ったが、彼の山行記録によると奥守岳から明瞭な道が西側に延び迷い込んだという。しかもその道は木段まで付いている立派なもので、地元の宗教団体である本道教によって造られたという。コンパスで方位を確かめ7:40近くに出発、尾根沿いを下って行くが、最初に少し急に下った後緩やかになった。そして8時近くに嫁越峠に無事降り立った。ひとまずほっとした。あの道はなくなったのだろうか。それはともかく注意しなければならないだろう。今度はジグザグの登りで、そして尾根沿いとなった。コースはどこでも歩けそうで迷わない様気を付ける。途中倒木もあった。

8:30近くに地蔵岳の頂上に着いた。ここも樹林に覆われている。8:40近くに出発、先を急ぐ。緩い下りの後緩やかな尾根道となる。少し登ると9時過ぎに般若岳の標識のある所に着いた。道はまだ登りの途中であり、ルートは実際のピークを巻く様になっている。9:10過ぎに出発、少し下る。後ろから深仙ノ宿のお宮にいた女性が追いついて来た。9:30近くに滝川辻を通過、西側にルートが分かれているのでここは直進する。すぐ登りで、登り切った所が三角点ピークか。それを越えると下りが続いた。下り切ると10時近くに乾光門に着いた。般若岳と涅槃岳の鞍部にあり、門と名が付くが立派な門は立っていない。むしろ女人結界門の方が門らしい。ここにも錫杖が立っている。大休止で昼食代わりにカロリーメイト4本を食べた。前日小屋に現れた白い犬がやって来たが、間もなく通り過ぎて行った。そして男女2人組が来て通り過ぎた。

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 10:20に出発、いきなり登りでひたすら登りが続いた。そして10:50過ぎに涅槃岳の頂上に着いた。先に進んでいた犬と男女2人がいたが、男女2人の方は先に出発した。木々の間から釈迦ヶ岳から続く山々が望めた。証拠写真を撮る時も犬がいたので取った写真に犬が少し入ってしまった。11時近くに出発、今度はどんどん下って行った。下り切ると今度は登りとなり、登りが続いた。11:30に証誠無漏岳の頂上に着いた。この辺りの山名は仏教に由来するものが多い。向かいから男性1人が来た。彼は今朝行仙宿を出発したといい、深仙ノ宿に向かうという。暑くなってきたのでゴアテックスの上着を脱いだ。11:40に出発、急な下りの後尾根の右側を巻く感じで進む。いよいよトサカ尾の急所か鎖が現れ、下が木の根になっておりこれを登る。緩い下りの後最後の登りとなった。

12:10近くに阿須加利岳の頂上に着いた。頂上は樹林に覆われている。持経ノ宿まであともう少しである。5・6分してから出発、最初は緩い下りだが結構急な下りとなりどんどん下る。そして小屋が見えてきた。12:30過ぎに持経ノ宿に着いた。小屋は割ときれいでなかなか立派であり、前で4人休んでいた。トイレは半地下にある。又、小屋のそばにある八重桜が咲いていた。山の上でも春が感じられた。例の白い犬の胴体を見ると「ワサマタ」と書いてある。大普賢岳の近くに和佐又山がありそのそばに和佐又の集落があるが、そこで飼われていたのが山に迷い込んだのだろう。この日時間がなければここに泊まる所だが、まだ時間はある。又、前日さほどお天気がひどくなければここまで進むのも手だったが、あまりにもひどいお天気なので丸1日停滞した。

 

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 12:50過ぎに出発、すぐ林道に出たが10m程進むと左側に登り口がありそれを進んだ。いきなり登りだがすぐ緩やかになる。10分程進んだ所に持経千本桧という大木があり、祭られている。そしてどんどん登って行く。一旦緩やかになるがまた登りが続く。登り切ると少し下り、あとは緩やかな尾根道だ。14時近くに平治ノ宿に着いた。外にトイレもありここも割りときれいだ。まずはカロリーメイトで1本入れる。行仙宿まで行く時間がなければここで泊まるのも手だ。だが今度も先を急ぐ。14:10過ぎに出発、いきなり登りだがやがて緩やかになる。そしてやや急になる。最後の方は緩やかな登りとなった。14:40近くに転法輪岳の頂上に着いた。頂上は樹林に囲まれており、長居せず出発した。緩い下りをどんどん下って行く。下り切ると急な登りとなり、短い鎖もあった。少しずつ登る。頂上まであと一息だ。

 

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 最後の鎖を登って右に出ると15:20近くに倶利伽羅岳の頂上に着いた。木々の間から行仙岳方面の山々が望めた。15:30近くに出発、一旦下るがその後はアップダウンが多い。例の白い犬が後ろから追いついて来た。又、進んで行くと男女2人の声が聞こえて来て車の走る音が聞こえてきた。国道425号線の白谷トンネルの真上を縦走路が走るからだ。だがこの辺りの国道特に3桁国道の狭さはひどく林道並みだ。前方に行仙岳の頂上部が望めてきた。頂上には電波塔があるのがわかる。まだまだアップダウンが続く。本格的な登りとなったが、怒田宿跡にまだ着かない。16:30より8分程休憩とした。その間に男女2人が過ぎて行った。出発して僅か2分で怒田宿跡を通過した。ここも建物はない。ここでは男女2人が休んでいた。行仙岳まであと一息、ひたすら登るだけだ。犬の方が先に登って行った。

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 17時にようやく行仙岳の頂上に着いた。頂上には大小2本の電波塔があり、NTTのものだという。大きい方はとにかく大きく、写真1枚では収まらなかった。又、釈迦ヶ岳方面の山々が続いているのが望めた。ここまでよくたどり着いた。あとは笠捨山・玉置山が残っている。この日の行程はあと僅か、行仙宿まで下るだけになった。後から男女2人が登って来た。17:15近くに出発、緩い下りを進んで行く。行仙岳を出て20分ばかり、17:30過ぎにようやく行仙宿山小屋に着いた。小屋の手前には行者堂というお宮があり、小屋自体は2棟から成っている。2棟のうち北側は管理棟で、我々は南側に泊まる事になる。トイレは2つの棟の間にある。南側の棟に入ると途中で抜かされた女性が来ていた。小屋はきれいで奥の方にはステージもある。とても山小屋とは思えない造りだ。あまりのきれいさに感動した。この小屋は新宮やまびこぐるーぷによって管理されており、例の男女2人は小屋のオーナーさんの協力者だという。したがって北側の管理棟で泊まった。又、例の犬も来ていた。

小屋の中にはいよかんが置いてあり、女性と一緒にいただいた。女性の話では私が前日まで一緒に泊まった和歌山の男性は更に先に進んだという。又、福井の男性と小笹ノ宿で泊まったという。小笹ノ宿は女人結界区域の内側にあるが、3日の戸開け式の前であり、問題なく通過できたという。もし戸開け式の後ならば見つかってしまい、最悪の場合は追い返されるのだろう。又、水の入ったポリタンクがいくつかあるが、できれば水場で汲んだ方がいいという。18:35過ぎに遅ればせながらも水汲みに出発した。「下り10分」と書いてあるが、ジグザグになっておりロープや階段もある。下り切った所に橋があり、その奥に水が出ていた。ここで4リットル分汲んだ。小屋はこれ以上注文を付けられない程だが唯一の難点は水場が遠い事である。宿泊料は1000円であり、料金箱に入れた。1000円でも安い位だ。ようやく夕食とし、スパゲティボンゴレと味噌汁、そして甘酒とした。女性は19時過ぎに寝たが、私は20:30頃寝た。

 

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コースタイム
5:00出発
深仙ノ宿 和歌山の男性に続いて出発。
5:13到着 大日岳入口 ザックを置いて大日岳を往復するが、頂上手前の鎖の一枚岩が危なく証拠写真を撮って引き返した。
5:33出発
5:44通過 太古ノ辻 「これより南奥駈道」、いよいよ縦走も後半に入った事を実感する。又、各方面までの距離が書かれた標識もある。熊野本宮までは何と45km、まだまだ先が長い。
6:27到着 石楠花岳 南奥駈最初の山、樹林に覆われている。
6:38出発
7:00到着 天狗山 石楠花岳より樹木が少ない頂上、三角点もあった。
7:06出発
7:26到着 奥守岳 錫杖が立っていた。例の南ア全山縦走者の話ではここから迷い込んだというので注意して進む。
7:36出発
7:56通過 嫁越峠 ひとまず無事に降り立つ。
8:29到着 地蔵岳 ここも樹林に覆われている。まずは先を急ぐ。
8:37出発
9:05到着 般若岳 山頂標識のある所はまだ登りの途中。ルートは実際のピークを巻く様になっている。
9:12出発
9:29通過 滝川辻 西側にルートが分かれている。
9:58到着 乾光門 門と名が付くが立派な門は立っていない。ここにも錫杖が立っている。大休止・カロリーメイトで昼食とした。白い犬に続き男女2人組が来て通り過ぎた。
10:20出発
10:53到着 涅槃岳 先に進んでいた犬と男女2人がいた。木々の間から釈迦ヶ岳から続く山々が望めた。
10:59出発
11:30到着
証誠無漏岳 向かいから男性1人が来た。暑くなってきたのでゴアテックスの上着を脱いだ。
11:40出発
12:09到着 阿須加利岳 トサカ尾は鎖あり。頂上は樹林に覆われている。持経ノ宿まであともう少しである。
12:14出発
12:33到着 持経ノ宿 小屋は割ときれいでなかなか立派、前で4人休んでいた又、小屋のそばにある八重桜が咲いていた。進むと間もなく林道に出る。
12:54出発
13:55到着 平治ノ宿 外にトイレもありここも割りときれいだ。行仙宿まで行く時間がなければここで泊まるのも手だ。
14:12出発
14:39到着 転法輪岳 頂上は樹林に囲まれており、長居せず出発した。
14:44出発
15:19到着 倶利伽羅岳 木々の間から行仙岳方面の山々が望めた。
15:29出発
16:30から 休憩 前方に行仙岳が望めてきた。車の音もしてきた。本格的な登りの途中。
16:38まで
16:40通過 怒田宿跡 行仙岳まであと一息。男女2人が休んでいた。
17:00到着 行仙岳 頂上には大小2本のNTTの電波塔がある。又、釈迦ヶ岳方面の山々が続いているのが望めた。後から男女2人が登って来た。
17:14出発
17:36到着 佐田辻(行仙宿山小屋) 手前には行者堂があり、南北2棟から成っている。南側の棟に入ると途中で抜かされた女性が来ていた。小屋はきれいでとても山小屋とは思えない造りだ。1泊1000円でも安い位。又、例の犬も来ていた。水を汲んでから夕食とした。

 

地図1

 

地図2

 

行程断面図

 

3D図1

3D図2

3D図3