5月6日(佐田辻~笠捨山~葛川辻~地蔵岳~上葛川分岐~四阿宿跡~香精山~貝吹金剛~古屋宿跡~岩ノ口(雲ノ岩)~花折塚~カツエ坂~玉置山~玉置神社~玉置辻~水呑金剛分岐) 天候:晴

<第5行程、ついに笠捨山を越える、車道をたどり玉置山・玉置神社へ&gt;
3:30頃起き、それから女性の方も起きた。朝食はラーメン茶漬け(味噌)と味噌汁とした。外は鳥の声がして次第に明るくなってきた。5時に出発、一登りで送電線の鉄塔がある所に出た。少し下るとまた登りで、あとは延々と登って行く。前方に笠捨山が望めてきた。頂上のそばに電波塔があるのがわかる。例の犬が後から追いついて来た。相変わらず「縦走」を続けている様だ。笠捨山までの最後のピークを過ぎると一旦下り、更に頂上が迫って来る。そして最後の登りとなった。

 6:40過ぎに笠捨山の頂上に着いた。間もなく行仙宿の小屋で一緒の女性が追い付いて来た。女性は例の犬にプルーンや固形栄養食を与えていた。そうした所犬は女性の後に付いて行った。7:10近くに出発、急な下りを一気に下って行く。一旦緩やかになるが、最後は急な下りとなった。7:40近くに葛川辻を通過した。「水場5分」と書かれた標識があり、北側に水場への道が通じていたが、水はまだ残っているのでやめた。一登りして下ると送電線の鉄塔に出た。付近は伐採されており痛々しい。送電線が邪魔だが後ろを見ると行仙岳が望めた。又、目の前に槍の様に尖ったピークがあった。それから急な登りとなり、鎖の連続となった。かなり危ないトラバース地帯であり、注意して進む。そして一気に登って行った。

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 8:30近くに地蔵岳の頂上に着いた。頂上は木々に囲まれている上に狭い。三脚を立てて証拠写真を撮るのになかなか三脚を立てれなかった。8:45過ぎに出発、トラバースする感じの緩い下りとなった。9時過ぎに水場入口に着いた。水は南側へ5分下った所にあるというが、その踏み跡はかなりのヤブで少し入って様子を見たが結局行くのをやめた。9:15過ぎに出発、9:40近くに四阿宿跡を通過した。ここはテント2・3張張れる程度の広さである。どんどん下ると尾根道となり、前方に香精山が望めてきた。途中クマか何かを捕るためか箱罠が置いてあった。10:05頃に枝道との分岐を通過し間もなく送電線の鉄塔を横切ったが、振り返ると笠捨山や地蔵岳が望めた。10:10過ぎにも枝道との分岐を通過した。あとは一登りだった。

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 10:15過ぎに香精山の頂上に着いた。頂上はここも木々に囲まれているが、丁度いい時間なので昼食とした。レジネッレ・アラビアータのパスタで、ガスストーブで火にかけた。11:10近くに出発、一下りすると登りとなるが、また下りとなった。そして緩やかな尾根となり、右側にトラバースする様な急降下となった11:50近くに貝吹金剛を通過した。ここは上葛川への道との分岐であり、いくつか標識が立っている。この辺りは深い杉木立であり、山の深さを醸し出している。一登りすると緩い下りが続いた。やがて車の音も聞こえてきた。山沿いに国道425号線も走っており、この先には縦走路の下を通るトンネルもある。一旦急な下りとなったが、また緩やかになった。

12:20からまた休憩とした。その間に向かいから男性が向かって来た。彼は新宮やまびこぐるーぷの代表世話人である玉岡さんであり、彼と色々お話をした。彼からいよかんを半分ご馳走になった。そして彼が写真を撮るといい、私がザックを背負って立っている所を撮影した。「写真できたら送ってやるよ」と言い、住所と名前を教えた。彼と別れ、12:50に出発した。13時頃21世紀の森への道との分岐を通過、右側には公園の様なものが見えた。しかもすぐ下に見えるので下界は近いという感じさえした。一旦登りとなり、ピークを一つ越えた。これが如意宝珠岳だろう。標識はなかった。13:30近くに岩ノ口を通過し、更に10分後には石地蔵を通過、ここのそばにはアンテナがあった。林道まであと少しである。そして前方に林道が見えてきた。

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 13:45過ぎにようやく林道に出た。林道は舗装されており、これからしばし舗装された林道と山道とを行き来する。そばにはライトバンが止まっており、間もなく2tトラックが通過した。そして行仙宿で一緒だった男女2人が玉岡さんに連れられて来た。玉岡さんは彼らを迎えに行っていたのだった。彼ら3人はライトバンに乗り、玉置山へ向かうとの事である。私も誘われたが、大峰縦走を完結させるためには自力で歩かなければならないと思い、断った。

14:05過ぎに出発、少し行くとまた左側の山道に入った。左側に注意しながらの緩い登りで結構長い。また林道に出たが間もなく左側の山道に入った。再び林道に出た所で15時10近くから休憩とした。15:30に出発、山道に入ると一登りすると分かれている林道を横断した。その時木材を積んだ大型トラックが通過していた。更に一登りすると15:40過ぎに花折塚に着いた。片岡八郎の碑が立っており、そばには案内板があった。前はちょっとした広場でここでビバークできない事もない。少し進み一下りすると林道に出るが、あとはそのままたどる。前方に玉置山と電波塔が見えてきた。

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 16:10近くに展望台に着いた。展望台は道路の西側にあり、トイレや駐車場もある。西側が開けており思い思いに展望を楽しめる。この近辺の山の頂上は木々に囲まれている事が多いので貴重な展望所でもある。又、展望やぐらもあり、それに登って展望を楽しんだ。目の前に迫る玉置山はもちろん果無山脈や護摩壇山・伯母子山が望め、北側には笠捨山周辺の山々が望めた。ここまで来れば釈迦ヶ岳はかなり遠くなった。又、十津川温泉方面も見下ろせた。十津川村は日本で一番広い村であり、北海道の新十津川町は十津川村からの移民によって作られた町である。

16:15に出発、車道を進んで5分程度で玉置山への登り口に着いた。ガイドブックの地図では頂上を巻く様なコースで紹介されているが、実際尾根沿いの頂上を直登するコースもある。できれば直登するコースを通りたいため、コースを間違わない様コンパスで確認する。16:25過ぎに出発、尾根沿いを登って行くと右側の車道がどんどん下の方になっていくのがわかる。この坂は「カツエ坂」といい、玉岡さんの話ではかつえる程の坂なのでその名が付いたという。かつえるとはこの地方でお腹が空くという意味である。どんどん進んでも尾根沿いなので間違いないと思った。そして緩やかになった。16:45近くに玉置神社駐車場からの道との分岐を通過した。あともう少しで頂上だ。やがて右側に大きな電波塔があり、最後にコースは右カーブとなった。

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 16:50近くにようやく玉置山の頂上に着いた。頂上は草原で広々としている。久々に「命」のポーズをとった。吉野を出発してようやくここまで来た。あとは熊野本宮を目指すのみとなる。又、携帯電話の電波状況を見ると圏外になっていた。17時過ぎに出発、まずはジグザグの下りとなり、木の階段が続く。どんどん下って行くと左側に祀られた神木があり、それを過ぎると鳥居が連続していた。下に玉置神社の本殿が見え、左下に道路が見えた。あと一息で神社に着く。

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 本殿を通り過ぎると17:15頃に玉置神社の社務所の前に着いた。真ん中に水洗い場があり、水が滾々と湧き出ていた。窓口には神主さんがおり、水を尋ねてみたらその水洗い場で汲むとの事だった。そこで水を4リットル分と500mlペットボトルの分汲み、喉を潤した。又、例の犬も来ていたが、それにしてもよく「縦走」したものだ。果たして本宮まで行くのだろうか。又、大峰奥駈縦走者や信者はここで泊まる事ができる。1泊2食5000円で、お神酒も出るそうだ。山奥にありながら歴史を感じられる荘厳な雰囲気の建物である。又、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祭神である。

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 17:30過ぎに出発、社務所の外側にお神酒が並び、ご自由に味わっていいとの事で私も少し味わった。少し進むと鐘があり、鳥居をくぐった。神社の周りを右側に回って行くと駐車場方面の道となる。駐車場までは10分程度だ。だが行くのは本宮方面であり、コンパスで確認してから少し戻って案内標識に従った。緩い下りが延々と続く。完全に森の中で見通しが利かない。やがて右側に小さな鳥居があり、左下に林道が見えてきた。18:10に玉置辻を通過し、舗装された車道に出た。左側には未舗装の林道が分かれており、数10m行った所から右側には荒れた林道が通じており、それが本宮への道である。又、後ろを振り返ると玉置山が望めた。荒れた林道は緩やかな登りであり、少し進むと左側が崖になってくる。所々に落石があり、車では厳しくバイクなら通れそうだ。やがて崖はなくなる。

18:20過ぎに左側が広場になっている所に着いた。ここはテントが数張張れる広さがあり、既にテントが1張あり、行仙宿で一緒だった男女2人組だった。彼らの話ではこれより100m位先に水呑金剛があり、道も狭くなるという。又、例の犬は玉置神社によって引き取られ、和佐又に戻されるという。結局その犬とはもうお別れである。私もここでテントを張った。夕食はトマトのリゾットとしたが、彼らからおじやを少しいただいた。翌日はいよいよ縦走最終日で熊野本宮を目指す。20:30頃寝た。

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コースタイム
5:00出発
佐田辻(行仙宿山小屋) 例の犬が追い付いて来た。前方に笠捨山が望める。
6:43到着 笠捨山 小屋で一緒の女性が追い付いて来た。女性は犬にプルーン等を与え、犬は女性の後に付いて行った。
7:08出発
7:36通過 葛川辻 水場の標識があるが無視。送電線鉄塔付近から尖峰や行仙岳が望めた。
8:28到着 地蔵岳 頂上は木々に囲まれている上に狭い。
8:46出発
9:02到着 水場入口 踏み跡を5分たどれば行けるがかなりのヤブで結局水取りはやめた。
9:17出発
9:36通過 四阿宿跡 テント2・3張張れる程度のスペース。
10:04通過 分岐 枝道との分岐。
10:11通過 分岐 これも同様。
10:17到着 香精山 ここも木々に囲まれている。丁度いい時間なので昼食とした。
11:06出発
11:47通過 貝吹金剛 上葛川への道との分岐である。
12:20から 休憩 新宮やまびこぐるーぷ代表世話人の玉岡さんにお会いした。彼と色々お話又、私の写真も撮ってくれた。
12:50まで
13:00通過 分岐 21世紀の森への道と分かれる。右側に公園の様なものが見えた。
13:29通過 岩ノ口
13:39通過 石地蔵 そばにはアンテナがあった。あともう少しで林道。
13:47到着 林道 林道は舗装されている。そばには玉岡さんのライトバンが止まっており、行仙宿で一緒だった男女2人が玉岡さんに連れられて来た。
14:07出発
15:06から 休憩 この辺りは林道と山道を行き来する
15:30まで
15:41通過
花折塚 片岡八郎の碑が立っており、そばには案内板があった。前はちょっとした広場でここでビバークできない事もない
16:06到着 展望台入口 駐車場やトイレ・展望やぐらがある。玉置山はもちろん果無山脈や護摩壇山・伯母子山・笠捨山周辺の山々が望め、十津川温泉方面も見下ろせた。
16:15出発
16:21到着 玉置山入口 コースを間違わない様コンパスで確認する。
16:26出発
16:44通過 分岐 玉置神社駐車場からの道と合流。
16:49到着 玉置山 頂上は草原で広々としている。久々に「命」のポーズをとった。あとは熊野本宮を目指すのみとなる。携帯電話の電波状況は圏外であった。
17:01出発
17:14到着 玉置神社 真ん中の水洗い場から水が滾々と湧き出ていた。水を汲み、喉を潤した。又、例の犬も来ていた。大峰奥駈縦走者や信者はここで泊まる事ができる。山奥にありながら歴史を感じられる荘厳な雰囲気の建物である。
17:34出発
18:10通過 玉置辻 舗装された車道に出た。後ろを振り返ると玉置山が望めた。荒れた林道より本宮方面へと進む。
18:24到着 水呑金剛分岐(手前ビバーク地) テントが数張張れる広さがあり、既に男女2人のテントが1張あった。水呑金剛これより100m位先。テントを張った。

 

地図1
地図2
地図3
行程断面図

 

3D図1

3D図2

3D図3